『人の痛みを考えなさい』
と大人が子供に言う場面を見聞きすることがある。
大人対大人でもそうだ。
でも実際には、その人の痛みは、その人と同等に分かることはない。
ただ、寄り添うことはできる。
近年は、人に助けを求めることが難しくなってきているように思える。
私的な支援が受けられる人は、公的な支援の介護保険利用の割合は減るだろう。
しかし、公的でも私的でも支援は可能だが、本当に困っているところまで完全に理解することは不可能だ。
理解することを諦めるのではなく、理解しようとする姿勢を示していくことが、最良の支援なのかもしれない。
それが人の痛みを知ることよりも、格段に痛みを和らげるのだろう。
しかし、支援する側も時には疲れてしまう時がある。
そんな時、罪悪感というものが襲ってくるかもしれない。
本当は目一杯支援を行なっているのに、それを感じてしまう。
なぜかだろう。
人間は日常の多くを慣性で生きている。
その慣性の中に日常が組み込まれていると言った方がいいかもしれない。
仕事であれ、遊びであれ、支援であれ、その慣性の中にある。
しかし、慣性の中に不規則な事象や雑音が起こると、それまで何の気なしに行えていたことができなくなる。
慣性を遮断してしまう不規則な事象や雑音が、罪悪感を生むと言えよう。
しかし、不規則な事象や雑音は重要であったり、緊急であったりすることが多い。
慣性で動いているものは、少し流れが悪くなってもすぐに留まることはない。
先延ばしにできたり、他の人に頼んだりすることができる。
だが、罪悪感を生む原因と考えてられる不規則に事象や雑音は、そういったことが不可能な場合がほとんどだ。
だが、罪悪感を生む原因と考えてられる不規則に事象や雑音は、そういったことが不可能な場合がほとんどだ。
そんな時は、罪悪感を生む原因となっていることを、まずは優先し、落ち着いたら慣性の流れに戻ればいい。
自らが作った傍らにある確かな流れは、すぐに枯渇することはない。
時期がくれば、自然とそこに戻ればいい。
店名:デイサービスココロステッキ
住所:〒573-0145 大阪府枚方市大峰南町22番5号
電話:072-858-0506
店名:有料老人ホーム ココロステッキ
住所:〒573-0145 大阪府枚方市大峰南町22番5号 バンフビル3階、4階、5階(24室)
電話:072-800-1766
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